2011/08/22

8月22日【dhkプロフェッショナル講座】

8月22日(月)18:30よりトレセンでプロフェッショナル講座が行われました。
今回は小松崎 淳史講師による「ヘアスタイルの似合わせはシルエットマジック!!」
まずは、頭の骨格のことから話が始まり、「お客様の頭を見てみると、ほとんどの方が左
が張っています。頭はよく使う脳が発達し、張ってくるのです。とくに日本人は左側がおおいのだそう・・・。脳との神経は逆に成り、右利きや言語をつかさどるのは左だという。
しかし、その逆もあり、小松崎講師が以前勤めていた場所が駒場東大前のお店で、そこに来店する駒場東大生は右側が張っていたという。
そんな頭の特徴が他にもさまざまな骨格があり、頭蓋骨は23個の骨で繋がっており、それが寝ぞうや生活習慣で変わってくるそうです。
更に、昔と現代の人の骨格を見比べると顎がだんだんシャープになっている。
頭は頭部と顔面に分けられ、それぞれ四角型・丸型・細型、凸型・平型・凹型があり
その型に対してのヘアスタイルを四角いシルエット、丸やひし形シルエットで合わせていく。
また、似合わせを見るときには「対比のバランス」「集合のバランス」があり、それぞれ調和されるか・・・、一方に意識を向けるのか・・・というバランスを考える。
細顔には細長いシルエットは調和・・・という風に。
更に、顔のゆがみを長方形と平行四辺形でたとえ、2本の対角線が等しくなるように
バランスを取ることが大事と言っていた。
他にも目の錯覚や習性、「遠心性と求心性」からのフェイスラインの創り方、
「同化作用と分離作用」などたくさんのシルエットマジック理論を講義していただいた。
私たちが仕事をするうえで、こういった知識を持つことは、お客様の為にもなり、技術者自身もカリスマ性が磨かれて行くでしょう。と小松崎講師も言っていました。
昼間の授業を終えた後ではあったが、笑いあり、楽しく、為になる時間と成りました。
(通信 里村 綾)


2011/08/12

8月12日 dhk講師ゼミ セフティ実習

8月12日(金)、PM9:30よりdhkトレーニングセンターでゼミが行われた。
今回は㈱セフティーの縮毛矯正剤『ラインクチュール』の紹介&実技。
モデルを使い、少し弱いくせをシステアミンの矯正剤で施術をするということだった。
        
『ラインクチュール』とは「ストレートラインを創りだす」という意味であり、1剤の含まれているCMCやケラチンPPT、2剤含まれているヒアルロン酸など、トリートメントをベースとした矯正剤で髪をケアしながらしっかり癖を伸ばすものになっている。

前・中間処理剤のトリートメントの中にはS-S結合の架橋になる樹脂の役割のものが入っている。さらに、1剤の減力効果もある。

そして、2剤には通常の時間よりも長くおいても大丈夫な過水になっていて、塗布時間を十分に設けられるようにしていて、必要な分だけ酸素を取り入れるコントロールオキシサイダーになっているそうだ。

モデルの髪は、前回施術した場所と新生部に分かれており、新生部にシステアミンの1剤を先に塗布した。
システアミンは柔らかく仕上がり、ごわつく髪質の方にも使える。
システアミンを使う際に注意することは、新生部と施術後の中間から毛先を塗り分ける際に、塗布時間を置かずに1度にシステアミンでもチオでも行ってしまうと、オーバーラップ部分が極度に薬のレベルが上がってしまうので、時間差で行うことだそう。
いくらトリートメントベースでも、システアミンでも、軟化効果はちゃんとあるため過膨潤に成り、チリついてしまう。ヘアカラーの時間差で色を合わせる考えと同じだそうだ。

また、軟化チェックの方法は結び目を作り、その戻った輪の大きさをロッドの太さを目安にし、7~8割、また9割のチェックをする。足りない場合は重ね塗りをしていく。

モデルの薬液時間は根元塗布後10分、チェックをし毛先まで伸ばして5分、さらにネープの癖が伸びていなかったので、チオを重ね塗り。

1剤を流し、中間処理を行った。その時点での手触りは、しっとりと膜を張っていてしっかり補強されている感じがしました。

今回はアイロンを使わず、ボリュームダウンの目的でドライヤー仕上げで作っていた。
「軟化をすれば、ドライヤーの熱で髪が伸び、髪が固まる。その方が自然に仕上がる。」とのこと。
これだと、男性にオススメ出来るのでは??との提案だった。

そして、2剤は過水なので2度付け。
仕上がりの髪は毛先がブロー次第で内巻きになるくらいの、するっとした手触りで、モデル自身も「柔らかい!!」とびっくりしていた。

お客様の手触りやツヤ感などの持ちとしては、1~2週間だそうです。

従来の縮毛矯正剤よりは少し時間がかかるが、コストも安くなり、髪に負担がかかりにくくなるので、これからのサロンの戦力になるのではと感じました。

ゼミは40名ほどで会場があふれかえるようだった。積極的に皆、髪の感触を確かめに行ったり、質問をしたりと、時間を少し超えてしまったが、良い勉強になった。
(通信:里村 綾)